『茜さす』は枕詞(まくらことば)に使われます。枕詞とは主に和歌に使われる修辞で、万葉集の頃から使用されている技法です。 競技かるたを題材にした人気漫画の『ちはやふる』も枕詞のひとつです。
『茜さす』は、 「日」「昼」「照る」「君」「紫」などにかかる枕詞です。 それぞれ、
(1)茜色に照り映える意から,「日」「昼」「照る」にかかる。
(2)紫(古代紫)は赤みを帯びていることから,「紫」にかかる。
(3)照り映えて美しいの意で,「君」にかかる。
…という背景を知ると興味深いですよね。
茜色の夕暮れを眺めたときにでも、『茜さす』という言葉を思い出して、「茜さす…」の和歌を詠んだ方々の気持ちに思いを馳せてみるのも風情がありますよね♡
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